◆あおがおクン掲示板◆
BBS

■掲示板

33818

Guyatone AC-105 - おおた

2013/03/11 (Mon) 08:53:01

この週末は、
職場の飲み会などでセレクター製作作業はあまり進捗しませんでしたが、
コレに電源を内蔵できたら良いなぁ、と思い現在メインで使用中のGuyatone AC-105の回路を見てみました。

キチンと検証してませんが、多分合ってると思います…
で、調べてみるとレギュレーターを使ってないんですね。
基本はトランスで変圧してブリッジダイオードで整流した後、コンデンサで平滑して出力するオーソドックスな回路のようです。
出力側に付いてるツェナー(?)の型番は不明です。
黒帯&「10Y」表記…

途中の回路はオーバーロード防止のスイッチングとLEDドライブではないか?と。詳しい方ご教授下さい。

実際にこの回路で電源を作ったりはしないと思いますが、
長年日本の軽音楽を支えてきたグヤトーンに敬意を表しUP。

なお、U1「M5232L」はDataSheetを見てもよくわかりません。LED点滅用(??)

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2013/03/13 (Wed) 12:17:30

最近この回路の仕組みをネット等で調べております。
正に四十の手習いという感じです。

ひとまずメインのQ2周りについて…
調べると、この辺の回路は簡易な定電圧回路みたいですね。
D3ツェナーの降伏電圧は10V辺りだと思われます。
DataSheetによるとQ2:D313 のhFEはCランクで40~80とのことですので、定格(最大)出力500mA/hFE40= Ib12.5mA(最大)
…R7:560Ωから計算するとトランスから出てる電圧は17V強くらいでしょうか…??
(テスターで計れば良いだけですが。)
R7&D3で10Vに分圧→Q2のベースに入力→エミッタから10V-VBE≒9Vを出力という回路の様です。

つづく

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2013/03/13 (Wed) 23:21:52

帰宅して現物で確認しました。
整流・平滑後のDCは約16.6Vでした。
ツェナーはやはり10Vのようです。

以上の通りメイン回路はなんとなく理解できましたが、
保護回路(R1前後から出ている回路)の方はいまのところサッパリです。

PNP/A1015GRとNPN/C1815GRをペアで使って、更にICで何かをしているようです。
U1:M5232Lのデータシートは英語で、しかも解像度の低いスキャンpdfしか見当たりません…。

引き続き解析してみたいと思います。
とりあえず、回路上の各点での電流がどうなってるのか…です。

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2013/03/14 (Thu) 09:01:15

M5232Lについて…
英語のデータシートの最初の部分を翻訳
画像の左が原文、右がExite翻訳で日本語に変換したものです。
以下は意訳
=====================================
記述
M5232は、検電器/オン・オフの警報回路として使用するために設計されたユニークな半導体集積回路です。
M5232Lは、コンパクトな8pin SIP形状にコンパレーター、基準電圧ソース、LED点滅用の発振回路および電圧制御回路を含んでいます。
pin7のコンパレーターの入力電圧が内部基準電圧より高い場合にLEDが点灯し、低い場合に点滅します。
さらに、LEDがpin3によって点滅している間、ピン(pin6)からリレーまたはブザーを断続でなく駆動できます。
電子機器のアラームおよび保護回路にM5232Lが広く適用されることを可能にする、バッテリー用低電圧チェッカーや光学・熱センサーからの信号はコンパレーター(Pin7)の入力ピンで検知されます。=====================================
上記説明から、C2:2.2uFはLED点滅時間を調節するコンデンサですね。C2の容量によって充放電の時間が変わるということでしょう。
また7ピンで検電しているようですので、トランジスタの回路がオーバーロードした場合にどういう動きをするのか?が肝ですね。

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2013/03/14 (Thu) 12:07:44

データシートからサンプル回路転載。
LEDのつなぎ方は違いますが、ほぼ同じ回路です。
AC-105の場合、Tr1の上流(?)にPNPトランジスタが付いてます

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2013/03/14 (Thu) 22:27:10

警告回路(保護回路ではなく)について…
R2&R3は分圧抵抗で、通常動作時Q1のE-B間電位差を0.3V程度に保っているようです。実測でもその程度の電位差でした。
というコトは…Q1のE-C間は通常つながってない…
Q1ベースにつながっている電圧があと0.3~.4V程下がると、E-C間に電流が流れ、Q3のベースにも電流が入り、E-C間がスイッチングで導通することによって、U1の7pinに入力されていた電流がプルアップで「Low」になる…
なんとなく仕組みが見えてきました!

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2013/03/16 (Sat) 22:17:00

この一週間ほど、このパワーサプライの回路を解析しておりましたが、
回路の抵抗値や定格から算出した電圧、また実測した結果ともに、変圧=>整流後の電圧は17V前後…でも回路内の電解コンデンサ耐圧は16Vですね…
長年使っていて、不都合はありませんでしたが、もうちょっと余裕がある方が良いと思います。
せめて25Vかな…交換も検討したいと思います。

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2013/09/12 (Thu) 14:57:31

パワーサプライの回路を解析して半年。
前々からやりたかった改造をやってみました。

今使っているエフェクターの「Maxon PH-350」は実は10V仕様で、今まで9Vで使っていました。
他のエフェクターも10Vで問題なかろう、という判断の基、サプライ電圧を10Vにしてみたいと思います。
単純に、今付いているツェナーを10Vから11Vに換えただけなのですが、手持ちのデジタルテスタで計測すると、負荷(エフェクタ接続)状態で約9.5V、無負荷で約9.8Vです。
10.3Vくらいは出るかと思っていましたが、テスタの誤差か部品の誤差かわかりません。ちょっとこのまま使ってみたいと思います。

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2015/10/17 (Sat) 17:17:31

ホント、久々…
ちょっとハムノイズが大きい気がしたので、パワーサプライの電解交換しました。
耐圧もナゼか16Vだったので25VにUP。

Re: Guyatone AC-105 - おおた

2015/10/17 (Sat) 17:21:57

で、例によって青色LEDに…
写真がまぶしい!!!

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
アイコン
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.